竹川先生コラム
「継続は力なり」
私の座右の銘です。聞き覚えのある同窓生の方もいらっしゃると思います。
実は学生時代の恩師「南 直臣」教授からいただいた言葉です。
南教授は将棋にも造詣が深く、入学当初のコンパの例え話で
「一年生のあなたたちは一番下っ端、将棋に例えたら 『歩』だ。だからと言って卑屈になるな、続けていくこと、先に進むことによって段々と世界が開けていき、いつか『と金』となり、自分の思う通りになるんや」
と、実はこれ、教授のカラオケの十八番の北島三郎の「歩」の歌詞そのものなのですが、上級生になった時に教授に真意を聞いたら
「誰でも最初は新人、でも続けて行き、決して諦めない、続けることはそれが身になり、自分の力になるんや、あんたもこのまま継続して努力し立派な歯科医師になるんやで」
まだ20代の若造だった私は「そんなもんなのか?」位の気持ちで聞いていましたが、人生半分過ぎたころから段々と滲みてきました(笑)
歯科医師に成ったばかりの頃(ちなみに時期はバブル全盛時代)は「歯科医業以外にも多角的な経営をして、そのための資格としての歯科医師免許」位と生意気な考えでしたが、卒後35年経ち、自分の一番の強みは?と振り返るとやはり「歯科医業」なんですよね。
数十年続けた歯科医師、これが私の一番の強み・力。
最近痛感し、南教授の「継続は力なり」の意味も朧気ながら解ってきた感じのする今日この頃、、、、、、、
組織部 常任理事 15期 竹川 文弘