佐久間先生コラム
亡くなった父と自分が今年同じ歳になりました。
父の年齢に追いついてみて思うことは、父は頑張っている歯科医師だったなと感じます。
ですが、当時のわたしはまだ14歳の中学生で、父のしてきた診療などわかるはずもありませんでした。
時の流れはすごく早く、それと同時に私達を取り巻く環境はインターネットの普及によってガラリと変化しました。
紙媒体だった名簿は、webサイトへ。
電話や手紙だった連絡手段は、メールやSNSへ。
新型コロナウィルス感染が拡大している2021年では
リモートワークなど会社に行かなくても仕事できる時代に突入しています。
さて我々歯科医師はどうでしょうか。
飛躍的に便利になった時代であっても、歯科医師の仕事自体は当時とはあまり変わっていないように感じます。
ですが、深く見てみると私達を取り巻く環境が変わったように歯科業界もかなりの変化があったのではないかと私は思います。
インプラントの普及、新しい材料や技術の登場。
目まぐるしいように進化をとげています。
もちろんそれについて行くのも大切だとおもいますが、根底にあるものは基本なのではないでしょうか。
本学の1期生である父から直接学ぶことはできなかったけれど、諸先輩方や同級生、後輩から学べる同窓会という場所で仕事ができて感慨深いものがあります。
全国で活躍する本学卒業生の知識や技術の向上の場である同窓会を有意義に活用して頂きたいなと思います。
また私自身も時代の変化や歯科医療の進化についていけるように研鑽を積んでいきたい考えている所存です。
常務理事 佐久間 宣行